行 燈

 

もし、私が宗教家であったなら、

人が生きることや死ぬことについて、

上手にお話・お伝えできることでしょう。

 

もし、私が哲学者であったなら、

人生の意味や価値について、

上手にお話・お伝えできることでしょう。

 

もし、私が社会思想家であったなら、

日本社会の現状を的確に分析して、

これからの日本社会の進むべき方向やあり方について、

上手にお話・提案できることでしょう。

 

もし、私が経済思想家であったなら、

資本主義の限界を的確に分析して、

これからの日本社会の進むべき方向やあり方について、

上手にお話・提案できることでしょう。

 

もし、私が歴史家であったなら、

日本人の歴史や文化や精神を理解して、

これからの日本社会の進むべき方向やあり方について、

上手にお話・提案できることでしょう。

 

もし、私が作家や文筆家であったなら、

以上のことを、上手に文章にまとめて、

皆さんに読んでいただけることでしょう。

 

しかし、残念ながら、

私はその何者にもなれるほどの勉強をしていないので、

特にこの10年間、私が、市井で、在野で、実社会で、

今の日本社会について、身をもって肌で感じてきたこと、

「何か、とても良いとは言えない、良くない流れ・空気」を

上手にお伝えすることが出来ずにいました。

 

しかし、幸い、世の中には、

立派な宗教家・哲学者・歴史家・社会思想家・経済思想家の

書いた本があります。

 

それらの本を読むと、自分の感じている

「何か、とても良いとは言えない、良くない流れ・空気」の

正体や答え、解説や解決策が書いてありました。

 

とはいうものの、それほど勉強家でもありませんので、

数冊の同じ本ばかりを、何度も何度も読んでいたのですが、

いつの間にか、そこに書いてある言葉や文章や解説が、

知らないうちに、自分の言葉と思いになってしまいました。

 

本の内容の本質までは、とても理解できてはいませんが、

いつの間にか自分の言葉になってしまった言葉を使って、

今の日本社会について、常に感じ続けてきた違和感、

日本社会の未来について、常に感じ続けてきた危機感を、

辛うじて表現出来るくらいにはなってきたのです。

 

それは、特別な新しい考えや立派な意見などではなく、

皆さん誰もが知っている、考えている、感じている、

本で読んだことのある、テレビで聞いたことのある、

そんな内容ばかりではありますが、

 

また、これほどにも情報があふれ過ぎている社会に

   一個人の企画・一個人のこのページをご存じの方は、

ほとんどいないことも承知しているのですが、

 

偶然に、このページにご縁のあった方だけにでも、

私が、この「緑川行燈」企画を、

企画・運営している理由や思いをお伝えしてみようと考え、

 この「行燈」のページを作成してみました。

 

     私は、あの有名な「一隅を照らす」という言葉が好きです。

私自身は、太陽の光にも、月の光にも、電気の光にもなれませんし、

自分の周囲も照らすことはできませんが、

 

私の好きなもう一つの言葉

「一灯を提げて暗夜を行く 暗夜を憂うるなかれ ただ一灯を頼め」

が教えてくれるように、

小さくて揺れて、頼りなくぼんやりと灯る、

でも、どこか懐かしく、どこか暖かく灯る、

自分なりの「行燈」、自分なりの言葉と思いをもって、

今の日本社会で、この企画を進めていこうと考えているのです。

 

不定期にはなりますが、短い文章ではありますが、

日本社会の現状に感じている私なりの思いや考えを、

先人たちの言葉を借りて、このページに少しずつ書いてみますので、

ご縁のあった方には、都度、数分ほど、お付き合いください。

(令和3年11月10日)

 

 

「 緑 川 行 燈 」

1:日本の社会について

2:日本の経済について

3:情報・管理社会について

4:日本人の道徳心について

5:死生観と人生観について

6:日本の未来について